みなかみの町おこしとなるような名物を作り、町を活性化したい。そんな思いから旅館組合青年部の間で議論が続きました。
「ダムカレー」の存在を知り、「これはおもしろそうだ」から始まりました。
みなかみ町は主要なダムだけでも5つあり(小規模も含めると7つ)、関東の水がめとも呼ばれています。豊かな水と自然に恵まれた町です。
「ダムカレー」に注目してもらうことにより、「ダムの聖地」「利根川源流の町」「豊かな自然の町」であるみなかみ町をアピールできるのでは・・・、と考え動き出しました。
知る人ぞ知る「ダムマニア」宮島咲さんがご自身のお店で「ダムカレー」を出されていることを知り、部員で試食。
その後、「ダムカレー」を町おこしとして使いたい旨お話をすると、快く協力しますとのご返事をいただきました。
まずは宮島さんとの打ち合わせ。

宮島さんご自身のお店は、裏メニューとして本人がしゃもじを使ってダムカレーを作っていますが、我々は提供いただけるお店さんに作っていただくことになります。
どのお店さんでもダムの「形」にこだわった「ダムカレー」を提供するため、「皿」と「型」を統一することにしました。
合羽橋を歩きまわり、これはと思う皿を購入し試作。

そして今回までの最大の難関であった「型」の作成のため、燕三条の職人さんとの打ち合わせ。

ダムの形が美しい、「矢木沢ダム」に代表される「アーチ式ダム」から始めることにしましたが、そのオーバーハングする曲面をもった型をつくるのに、さすがの職人さんも頭を悩ませていました。
最終的には樹脂で型を作り、試作へ。
試行錯誤をしながらも、ようやく「みなかみダムカレー」の試作品が完成しました。
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そしてまずはテスト販売で、「みなかみの森」で販売開始。
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大きな問題もなかったため、飲食店様向け説明会を実施し、提供いただけるお店さんを募集。
いよいよこれから複数のお店で「みなかみダムカレー」を食べていただける段階に入りました。
本日現在では、「みなかみの森」「道の駅 水紀行館」で食べることができます。
現在、ダムに関してはいろいろ難しい問題をはらんではいます。
しかし我々は、ダムカレーを通じて水の大切さ、利根川源流の町みなかみ町の豊かな水と自然をアピールできればと考えています。
なおこのダムカレーの様子は、NHK「こんにちはいっと6けん」という番組の「わたしの街のイチオシさん」というコーナーで旅館組合婦人部のおすすめスウィーツと共に放映されます。
旅館組合青年部長を仰せつかっている立場で、番組にも登場しますのでよろしければご覧いただければと思います。
放映日時は、10/8(木)11:05〜となります。
いっと6けんということで、関東圏での放映となりますが・・・。
※上記放映は台風情報のため、10/22(木)11:05〜に延期になりました。