〜スニーカーで日本三大岩壁の一つ「一ノ倉沢」を見に行こう〜
水上温泉旅館協同組合主催の「山岳ガイドと行く谷川岳一ノ倉沢エコハイキング」が7月19日(日)から週末を中心に実施されます。
それに先立ち、我々旅館関係者などに体験ツアーが実施されました。
一ノ倉沢までは車で何度も行ったことはありますが、歩いて行くのは今回が初めてです。
朝8時に集合し、まずは登山指導センターにて谷川岳にまつわる概要の説明を受けました。
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谷川岳は何で有名かというと、良いイメージではありませんが「遭難」です。
写真にもあるこの狭いエリアで、今まで807名もの命を飲み込んできました。
かのエベレストが150〜60名、ヨーロッパアルプス全体でもとても及ばない数字だそうです。
逆に言うと、それだけ多くの登山家を惹きつける山ということになります。
あいにく天気は小雨。
しかし幻想的な景色の中、出発しました。
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しばらく歩くと、マチガ沢。
説明を聞きながら歩いていたせいか、とても早く感じました。
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ガイドをしていただいたのは、水上山岳会長の中島さん。
中島さんは、浩宮様が学生時代谷川岳に登られた際もガイドをされたそうです。
このマチガ沢まで黒塗りの車が何台も来て、ここから浩宮様が谷川岳の頂上を目指されたそうです。
長いガイド歴の中で、やはり一番の思い出に残ったとのことです。
再び一ノ倉沢目指して歩きます。
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幸い小雨も止みました。
森林浴が体に良いのは、「フィトンチッド」という物質を植物が出しているからだそうです。
健康に良いだけでなく、癒しを安らぎも与えてくれる。
「なんとなく」体に良いと感じていたことですが、「なるほど」に変わりました。
参考:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%89また、下の写真でガイドの中島さんのバックに見える赤い実は、ブナの実ですが、今年は多いそうです。
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ブナの実が多いと、ねずみなどの小動物が増え、それをエサにする熊などの動物も増え、そしてその死骸が土に還り、豊かな土壌が育っていく。自然の輪廻のお話も伺いました。
いよいよカーブを抜けると、目の前に一ノ倉沢が・・・。
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日本三大岩壁の他の2ヶ所は、剣岳と穂高岳ですが、本格的な登山の装備で行かないと岩壁は見れないそうです。
対してこの一ノ倉沢は、スニーカーで目の前まで迫れる。
そこが「売り」の一つになっています。
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改めて見ても、この岩肌を登ろうとは私自身思いませんが、多くの方を惹きつけるモノがきっとあるのでしょう。
正面右側に垂直にそそり立つのが「衝立岩」ですが、オーバーハングしているようにも見えます。
昭和30年代、ここで宙づりになった若者が死亡しましたが、当時の登山技術では二重遭難の危険があったため、遺体を収容できなかったそうです。
やむなく自衛隊を要請し、ザイルを鉄砲で撃ちましたが、ピンと張ったザイルは鉄砲でも切れなかった・・・。
岩場に打ち込んであるハーケンに狙いを変え、ようやくのことでハーケンが外れましたが、若者の遺体は遺族の目の前であの衝立岩から落ち、そしてようやく収容された・・・。
なんとも壮絶な遭難事故です。
この谷川岳はまた、地質が逆層になっているそうです。
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写真はマチガ沢ですが、確かに逆層だと手や足をかける場所がない。
そんな地層も谷川岳登山を難しいものにし、多くの若者の征服欲をそそったのかもしれません。
実はここ一ノ倉沢までは、規制時期はありますが、車で来ることができますし、駐車場もあります。
私自身も何度も車で来て写真を撮ったりしています。
しかし今日初めて歩いて来ることによって、車では分からないことが多くあるのに気づきました。
一ノ倉沢より先は、緊急車両しか通行できません。
本日は「幽の沢」まで行きましたが、私も初めての経験でした。
幽の沢で小休止です。
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おいしい空気を吸い、緑を眺め、自然を観察する。
雨上がりの緑は鮮やかでした。
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地元に住んでいながらも、歩いて谷川岳の自然を体験することはありませんでした。
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改めてみなかみの自然の懐の深さを感じました。
この谷川岳一ノ倉沢エコハイキング、
10月31日(土)までの週末を中心に実施されます。
ガイド料、保険代、お弁当代含めて3,500円です。
詳しくは当苑にお問い合わせいただくか、また水上温泉旅館協同組合(0278-72-2611)にお問い合わせください。
ぜひ豊かなみなかみの自然を歩いて体験してみてください。
posted by 水上温泉/天狗の湯 きむら苑/若旦那 at 00:00
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